剣道の写真を撮り続けている私にとって、毎年8月末に応募締め切りとなる全日本剣道連盟主催の「剣道写真コンテスト」は一年の中で一番のイベントです(笑)。
剣道をやっている息子や道場の子供たちにとって、さまざまな試合で良い成績を残すのが目標であるのと同じく、
私にとっても、この全剣道主催の「剣道写真コンテスト」に入選することが、一年の目標でもあります。
本年度、2011年もこの「剣道写真コンテスト」に応募しましたところ、今年は何と2点も入賞(佳作と奨励賞ですが・・・)することができました!
まだ(9月17日時点)全日本剣道連盟のホームページでは公表されていませんが、
全日本剣道連盟が発行する『月刊 剣窓』(平成23年10月号)が先ほど送られてきまして、
その中で今年の入賞作品が発表がされていましたので、このブログでもご紹介させていただきますね。
こちらが、「佳作」入選しました作品です。
作品のタイトルは、「晴舞台・京都武徳殿」としました。

今年の5月4日に、京都・武徳殿で開催された「第107回 全日本剣道演武大会(教士七段の部)」を見に行った際に撮影した写真です。
「東の日本武道館」、「西の京都武徳殿」と並び称される剣道の聖地・京都武徳殿。
その厳かな空間の中で開かれた、剣道の達人が集う演武大会。
高段位の先生方にとっても特別な試合、まさに「晴舞台」です。
その独特の雰囲気を10ミリの超広角レンズで撮影しました。
巨大な木造建築物の武徳殿にハイサイドライトから降り注ぐ光が見事で、磨きこまれた美しい木の床を照らし、床が金色に輝いていました。
結構な数の見物客がおられましたので、もちろん三脚などは使えず、手持ちで撮影しました。
会場内は暗く、シャッタースピードも1/30しかなく、他のカットは手ぶれをおこしていたのですが、
一番良いアングルで撮影できたこの一枚だけが奇跡的に手ぶれもなく、きれいに写っていました。
2年前に「佳作」入賞したのが東の聖地・日本武道館の演武の写真、今回が西の聖地・京都武徳殿の試合の写真ということで、
両聖地の写真で入選できたことは嬉しい限りです。
※ 2009年 第13回 全日本剣道連盟「剣道写真コンテスト」 佳作『夢舞台・日本武道館』Nikon D300
TAMRON 10-24mm F/3.5-4.5G 10mm
F5.6 1/30 ISO1600
こちらが、「奨励賞」をいただいたもう一枚の作品です。
作品タイトルは、「一生懸命」としました。

撮影したのは昨年の夏。
昨年の夏は、本当に暑い夏でしたが、その暑さにもめげず一生懸命に稽古に打ち込む子供の姿を写しました。
まだ剣道を始めて間もない篠原くんです。
真剣な表情から、剣道にかける意気込みが伝わってきます。
Nikon D300
SIGMA APO 70-200mm F/2.8 200mm
F2.8 1/80 ISO2000
全日本剣道連盟が主催する「剣道写真コンテスト」には、これまで4年間連続で応募させていただいています。
初年度は勝手も分からず、まだ一眼レフカメラすら持っていなかったので、あえなく撃沈。
2年目からは一眼レフカメラも購入し、レンズも少しづつ増え、どんどん深みにはまっていきました(笑)。
2年目に応募した時は、初めて行った日本武道館での演舞のシーンを捉えた写真で「佳作」入賞することができ、
3年目の昨年は、普段の稽古の写真で「奨励賞」を受賞することができました。
4年目の今年は少し欲が出て(笑)、今年こそは「最優秀賞」を目指すんだ!と高らかに目標を立て、
一年間、剣道の写真を撮りまくりました。
結構な数の試合や遠征、稽古にも参加し、何千枚の写真を撮ったでしょうか?
その中から選りすぐりましたが、それでもかなりの数の作品を応募しました。
これまでの入賞作品を研究し、「傾向と対策」を練って(笑)臨みましたが、結果的に「最優秀賞」どころか
「優秀賞」(ベスト3)も取れなかったのですが、上記の2枚の写真で、「佳作」と「奨励賞」をいただくことができました。
目標としていた「最優秀賞」には手が届きませんでしたが、3年連続で入賞、しかも同じ年に2点も入選した事例はこれまでになく、
そういう意味では、それなりに評価していただけたのかなぁ(笑)と、審査員の先生方には大変感謝しております。
今回入賞した作品以外にも自信作はたくさんあったのですが、残念ながらそれらの作品は受賞することができませんでした。
(過去のブログの中に、今回応募した他の写真を追加して掲載しておきましたので、良かったら探してみてください;笑。)
これにめげず、「最優秀賞受賞」という高い目標を胸に、また来年も参戦します!
今回入賞することができた作品は、来年(平成24年)度の全日本剣道連盟のカレンダーに掲載されるようです。
よろしければ、そちらの方でも是非ご覧下さい。
- 2011/09/15(木) 21:16:28|
- 写真コンテスト
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これまで撮り貯めた剣道の写真を、ここ数ヶ月間、カメラ雑誌/月刊『CAPA』の月例フォトコンテストに応募していました。
中でも、「スポーツの部」は、日本のスポーツ写真家の第一人者・水谷章人先生が審査員を務めておられますので、
自分の作品がどのような評価を受けるのか、腕試しも兼ねてチャレンジしていました。
この3ヶ月間、毎月3点に作品を絞って応募していたのですが、そのうちの一枚は、毎回「二次予選通過」までは
行くのですが(三次予選まであります。)、最終的な「入賞」にまでは至りませんでした。
誌面に掲載される入賞作品を見るにつけ、毎回レベルの高さに圧倒され、まだまだ私の腕では入賞もままならないなぁと、
半ばあきらめ気味でしたが、ある日、一通の手紙が自宅に届いていました。
出版社からのその手紙を開けますと、「あなたの作品が月例フォトコンテスト・スポーツの部で第一席を受賞されました!」
とのこと。
これまで、このフォトコンテストでは入賞すらしたことがないのに、いきなりの第一席受賞に驚いたのはもちろんですが、
尊敬する写真家の水谷章人先生に評価していただけましたことが何よりも嬉しかったです!
入賞作品は、本日(8/19)販売の月刊 『CAPA』 2011年9月号(学研パブリッシング刊)のP180に掲載されておりますので、
もしよろしければご覧下さい。
(恥ずかしながら、P144に私の顔写真つきで 「受賞コメント」 も掲載されております(笑)。)
カメラ雑誌 月刊「CAPA」 2011年9月号今回、入賞することができました写真は、こちらです。

作品タイトルは、「飛火野の春」としました。
去年の5月5日の子どもの日に奈良公園で開催されました、第55回 春日大社奉納剣道大会でのワンシーンです。
普段の試合は、暗い体育館の中で行われますが、この大会は屋外の芝生の上で行われる野試合です。
この日は天候に恵まれ、快晴の青い空の下、新緑の緑に包まれた奈良公園・飛火野の会場には、
多くの少年少女剣士が集まりました。
写真は、奈良尚武館道場から出場した、橋本選手(左)、生嶌選手(奥)、吉川選手(右)の3人が、
試合前にウォーミングアップを行っているシーンです。
屋外での野試合ということもあり、試合前にも関わらず、子どもたちはリラックスして、
心なしかいつもより楽しそうでした(笑)。
生成り色の道着に赤い胴、そして鮮やかな新緑の緑のコントラストが印象的でした。
その後ろには、うっすらとした紫色の藤の花も満開でした。
雑誌の誌面に掲載された、審査員の水谷先生のコメントは、以下のようでした。
「久しぶりにスナップショットが第1席になりました。少年剣士の明るさと楽しさが、表情から伝わってくる作品です。
試合が終わったあとでしょうか、道場かどこかへ帰る姿かと思いますが、3人とも生き生きと写し取られています。
作りすぎずに素直にとらえたのが良かったですね。」
・・・とのこと。
試合のような分かりやすいシーンではなく、試合前のウォーミングアップ中のスナップ写真だったので、
ちょっと誤解もありましたが・・・(笑)。
ただ、今月号のスポーツの部で入賞した私も含めての8作品に対する水谷先生の総評としては、
「入賞の8作品は素晴らしいものばかりですが、全体的なレベルはいつもより少し落ちるかなという感じでした。(抜粋)」
と、微妙なコメントでした(笑)。
まだまだ修行が足りませんねぇ。
今回はスポーツ部門とはいえ、スナップ写真でしたので、次回は躍動感ある試合の写真で受賞できるよう、
頑張ってチャレンジします!
今回、目標にしていた『CAPA』の月例フォトコンテスト・スポーツ部門での入賞、それも第一席をいただけたことは、
本当に嬉しく、また励みにもなります。
水谷先生、ありがとうございました。
Nikon D300
Nikkor VR 18-200mm F/3.5-5.6G 75mm
F5 1/3200 ISO400
- 2011/08/16(火) 09:00:04|
- 写真コンテスト
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奈良尚武館道場は、昭和47年に開設された剣道場ですが、平成17年に陸上競技や各種スポーツ・音楽イベントに参加しているメンバーを加えて、
総合型地域スポーツクラブ「NPO法人 ならスポーツクラブ」となりました。
その総合型地域スポーツクラブを管轄している「財団法人 日本体育協会」が、1911年に創立されて今年で100周年になることを記念して、
総合型地域スポーツクラブの「活動風景写真」ならびに「クラブ広報誌」コンテストが開催されました。
昨年末に応募締め切られたこのコンテストに、「活動風景写真部門」、「クラブ広報誌部門」ともに応募しましたところ、
以下の写真で、「活動風景写真部門」の優秀賞(2位)を受賞することができました。
今年1月末には、コンテスト入賞の内示をいただいておりましたが、本日、日本体育協会さんのホームページ(↓)にて公表となりましたので、ご報告いたします。
※日本体育協会創立100周年記念事業 総合型地域スポーツクラブ「活動風景写真」「クラブ広報誌」コンテスト 入賞作品
剣道は、他のスポーツと違って小さな子どもから年配の方まで幅広い年代が集い、剣を交えることができるということが魅力です。
写真は、尚武館の日々の稽古風景で、まだ道着もつけてない体操服の初心者の小学生の女の子が、大人に交じって一生懸命「すり足」の練習しているところです。
作品タイトルは、「~剣道の基本・すり足を学ぶ~」としました。
日本体育協会創立100周年記念という大きな節目で開催された写真コンテストに入賞することができ、本当に嬉しく思います。
審査していただきました審査員の先生方、ありがとうございました。
実は、先週の金曜日(3月25日)に、東京・渋谷にある日本体育協会・岸記念体育館で開催される予定だった総合型地域スポーツクラブ全国協議会
(SC全国ネットワーク)総会の中で行われる「表彰式」にもご招待いただいていたのですが、
先般の東北太平洋沖大震災の影響で、総会自体が中止になり、合わせて表彰式も中止となってしまいました。
他の受賞クラブの皆さんとの交流も楽しみにしていたのですが、とても残念です。
こういったところにも震災の影響が出ているんですね。
辛く厳しい状況の中でも、この写真の女の子のように、しっかりと前を向いて、明るく元気に頑張って行けたらいいですね。
Nikon D300
SIGMA 50mm F/1.4
F2.2 1/160 ISO2000
- 2011/03/30(水) 00:54:00|
- 写真コンテスト
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この写真は、昨年(2010年)7月の夏の合同稽古会で撮影した写真の中の一枚なのですが、
昨年12月末に応募締め切りの「エプソン・フォトグランプリ2010」にダメ元で応募してみたところ、
なんと、「チャレンジ部門」(今年新設された、写真初級者向けの部門)に入選することができました。
こういったメジャーな写真コンテストに応募したのは初めてなのですが、
幸運にも初応募で、初受賞ということで大変嬉しいです!

写真は、奈良尚武館道場の中学1年生の若林選手です。
この夏はとても暑く、空調設備のない試合会場は熱気でむんむんしていました。
作品タイトルは、『 汗 ~完全燃焼~ 』 。
自身の試合を終え、チームの仲間の戦況を見詰めている横顔を撮影しました。
額ににじむ汗、頬を伝う汗とは対照に、澄んだ瞳がとても印象的でした。
写真的には、会場内は人でごった返していたのですが、うまく「背景」も黒く沈んでくれましたし、
何より光の当たり方が良かったです!
若林選手の顔に当たる光と、胴の光り具合とかもきれいに撮れたように思います。
この日は光のコンディションも良かったのか、写真を撮りながら、
良いカットが撮れているのを自分でも実感でき、興奮しまくりで、シャッターを押した記憶があります。
一年に一度くらい、こういった写真の神様が舞い降りる日があるんですねぇ。
審査員の先生、評価していただきましてありがとうございました!
Nikon D300
SIGMA APO 70-200mm F/2.8 130mm
F2.8 1/250 ISO1250
エプソン・フォトグランプリ2010 入賞作品
- 2011/02/17(木) 00:41:12|
- 写真コンテスト
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この日も奈良尚武館の稽古を見学&撮影に道場に行ってきました。
『この日の一枚』はこちら。

まだ道具をつけていない秀ちゃんが、元気一杯声を張り上げて先生に向かって行くシーンです。
まるで声が聞こえてくるような錯覚を覚えるくらい、生き生きとした表情が印象的です。
実は、この写真はこの年(2010年度)第14回の全日本剣道連盟の写真コンテストに応募した写真のうちの一点だったのですが、
幸運にも昨年度に続き入選、奨励賞をいただくことができました。
作品タイトルは、『ヤァーッ!』とつけました。
まさに目に見えない声をそのまま表現したタイトルです。
Nikon D300
SIGMA 50mm F/1.4
F1.8 1/125 ISO1600
全日本剣道連盟 第14回(2010年度)剣道写真コンテスト 入賞作品
- 2010/11/08(月) 13:25:00|
- 写真コンテスト
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