この日は、大阪・舞洲アリーナで開催される住吉川少年剣友会さん主催の第7回 西善延杯争奪青少年選抜剣道大会にやってきました。
毎年、西日本を中心に全国から強豪チームが集まる大きな大会です。
3人ひと組の勝ち抜き戦というスタイルで行われ、昨年は、奈良尚武館道場の小学生高学年のAチームが、
度重なる軌跡を起こして決勝まで勝ち上がり、決勝では和歌山の強豪・砂山少年剣友会さんに破れはしたものの
堂々の準優勝を果たした大会でした。
今年も小学生から中学生まで、多くの選手を動員し、試合に臨みました。
まずは、試合会場の舞洲アリーナから。
一年を通してたくさんの遠征も行っていますが、やはりこの会場の大きさには圧倒されます。

写真は、10mmという超広角レンズを使って、開会式前の練習風景を納めました。
一体何人の選手がいるんだろうと思えるほどのたくさんの剣士たちがウォーミングアップしています。
めちゃくちゃ人口密度高いです(笑)。
Nikon D300
TAMRON 10-24mm F/3.5-4.5G 10mm
F5.6 1/80 ISO3200
さて、試合の写真ですが、「この日の一枚」はこちらを選びました。

中学生同士の力強い対戦風景nシーンです。
左の選手が勢いよく面を狙って竹刀を振り下ろしています。
その竹刀の動きを見ながら、右側の城東警察署少年剣友会の野瀬選手が胴を打ち込もうとしています。
撮影位置と対戦する二人の距離は非常に近く、それを超ローアングルから撮影することができました。
選手が迫ってくるほどの近い距離で、動きも早い中で、右側の野瀬選手の顔にピントも合わせることができました。
左の選手の背中の白いタスキも大きく揺れて、竹刀もぶれるほどの「速さ」をうまく表現捉できた奇跡的な一枚で、とても気に入っています。
Nikon D300
SIGMA 50mm F/1.4
F2.5 1/400 ISO1600

続いての写真は、奈良尚武館道場の中学一年生の居場選手です。
会場はたくさんのコートを確保するため、隣のコートとライン一本で接しています。
狭いコートのライン際のわずかなスペースで、うまく胴を抜いた瞬間です。
勝負を決めた一本を捉える事が出来たのですが、写真的には、対戦する二人が画面の左側に寄ってしまっていますし、
左下には、審判席に座っておられた審判の先生の頭が写ってしまっています。
たくさんの人でごった返していたアリーナでしたので、撮影できるスペースも限られており、残念でした。
Nikon D300
SIGMA 50mm F/1.4
F2.5 1/500 ISO1600

続いて、こちらは奈良尚武館道場の低学年の部で出場した木村選手(右)です。
相手選手に激しく当たられ体勢を崩してこけてしまいました。
それでも審判の先生が「止め!」をかけるまでは試合続行なので、竹刀で相手の攻撃を防いでいます。
Nikon D300
SIGMA 50mm F/1.4
F2.8 1/320 ISO1250

こちらは、奈良尚武館の中学生、高野選手(左)です。
身長の大きい高野選手が豪快な面を狙っていく瞬間です。
生成りの袴がふわっと広がって、動きの速さを感じます。
Nikon D300
SIGMA 50mm F/1.4
F2.5 1/400 ISO1600
ここからは、別の道場の選手の試合も少し紹介します。

こちらは、岡山の西大寺道場の幡中選手が胴を打とうと動き出した瞬間のシーンです。
相手選手が、竹刀を立ててそれを防ごうと反応しています。
Nikon D300
SIGMA 50mm F/1.4
F2.8 1/250 ISO1600

続いて、こちらは中学生の一戦です。
かなり低い位置から(床にあぐらをかいて座って)撮影しています。
ローアングルから撮影すると、とても迫力のある「絵」になります。
Nikon D300
SIGMA 50mm F/1.4
F2.5 1/500 ISO1600

こちらは少し実験的なアングルで撮影してみました。
試合コートの角から、超広角レンズ(10mm)を使ってローアングルで狙ってみました。
広い体育館の雰囲気を出しながら、対戦風景も一緒に納めた「絵」イメージしていましたが、
なかなか選手が近くに寄ってくれません(笑)。
これでも選手はコートの端の方まで寄っているんですが、超広角レンズのため、少し遠くに見えてしまいます。
もう少し近くまで寄ってくれれば迫力のある絵が撮れたかもしれないのですが、
その瞬間を待ち続けても、なかなかそういうチャンスに恵まれず、カメラも一台しかないので、
早々にレンズを付け替えてしまいました。
Nikon D300
TAMRON 10-24mm F/3.5-4.5G 16mm
F4.2 1/200 ISO1250
- 2011/02/17(木) 00:39:08|
- 試合
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0