この日は、夏の恒例行事、鴻ノ池道場の合同稽古会が奈良市中央武道場で開催されました。
近畿各地からたくさんの道場が集まり、小中学生の子どもたちが試合形式の稽古を行いました。
空調設備のない奈良市の中央武道場は蒸し風呂のように暑く、選手はもちろん、先生方や付き添いの保護者の皆さんも大変だったと思います。
記録的な猛暑の去年よりは少しましかな思いましたが、それでも暑かったです。
試合形式の稽古会ということで、会場にも入ることができ、選手の近くで撮影できるのが楽しみでした。
去年のこの稽古会では、200mmの望遠レンズを使って選手の表情に迫った写真をたくさん撮らせていただのですが、
今年は試合参加者も多かったのか、危険防止の観点から、いつも使っている50mmの単焦点レンズで撮影することにしました。
それでもいつもよりは選手の近くに寄れたので、迫力のある写真も何枚か撮れたように思います。
前置きが長くなりました・・・・。
ここからは、この日の合同稽古会での印象的な瞬間をいくつかご紹介していきます。
こちらは、「この日の一枚」に選んだ写真です。

写真左は、奈良尚武館道場の小学校低学年の部で出場した西口かずきくんです。
合同稽古会ということもあって、普段の試合にはまだ出場できないような「ちびっこ」たちもこの日は出場しました。
かずきくんもその一人ですが、大きな相手と元気よく対戦し、頑張ってました!
面金の奥に垣間見れる必死の形相が印象的です。
Nikon D300
SIGMA 50mm F/1.4
F2.8 1/400 ISO1250

続いて、こちらも奈良尚武館道場の小学校低学年の部で出場した木村咲ちゃんです(右側)。
写真は、試合の合間に見せた笑顔?!かな?
かわいらしいです(笑)。
Nikon D300
SIGMA 50mm F/1.4
F2.5 1/200 ISO1250
こちらも奈良尚武館の選手ですが、縦位置で撮ってみました。

(左の写真)
高学年の部の小池光くんです。(右側)
面金の奥のきりりとした表情もはっきり見えてます。
Nikon D300
SIGMA 50mm F/1.4
F2.8 1/320 ISO1250
(右の写真)
小学生低学年の部で初出場した永田秀ちゃんです。(右側)
試合初デビューということで、まだまだぎこちなかったですが(笑)、とても頑張ってましたよ。
また次の試合に出る時も頑張ってね!
初試合出場記念で写真掲載しておきます(笑)。
Nikon D300
SIGMA 50mm F/1.4
F2.8 1/200 ISO1000
ここからは奈良尚武館道場の子供たち以外の選手の写真も何枚かご紹介していきます。
数ある写真の中からの選択基準は、(1)躍動感があること、(2)技が決まった瞬間、(3)選手の表情がうかがえること、などでしょうか?
私の独断と偏見で(笑)、選ばせていただいております。

こちらは、大阪府の竹の子剣道クラブの綿谷選手(右)と奈良尚武館道場の西口選手(左)の試合シーンです。
シャッタースピードが1/200と遅めだったため、竹刀がかなりブレていますが、それが返って躍動感につながっているのかもしれません。
Nikon D300
SIGMA 50mm F/1.4
F3.2 1/200 ISO1250

こちらは、奈良尚武館道場の小池翔選手(左)と大阪府の泉大津剣道協会の中阪選手(右)の対戦シーンです。
ですが、右側の中阪選手の繰り出した小手が今にも小池選手の小手を捉えそうな勢いです。
中阪選手の面金の中の表情がとてもいいですね ♪。
この中阪選手の写真も含め、以下にご紹介させていただいております、泉大津剣道協会さんの選手との対戦写真をご提供させていただきましたところ、
泉大津剣道協会さんのホームページの中の「写真」コーナーでも掲載いただきました。
※ 泉大津剣道協会・ホームページNikon D300
SIGMA 50mm F/1.4
F3.2 1/640 ISO1250

こちらは、滋賀剣諒会の斉藤選手(左)と奈良尚武館道場の木村咲選手(右)の対戦シーンです。
左の斉藤選手の面が、木村選手の面を捉える直前の瞬間です。
左の斉藤選手の袴は淡いピンク(桜)色で、今まで見たことがない色の袴でしたが、とてもきれいでした。
Nikon D300
SIGMA 50mm F/1.4
F2.8 1/320 ISO1250
ここからは、技が決まった(ように見える)[ 実際には一本にならなかったものもあります。] 瞬間を捉えた写真を何枚かご紹介します。

こちらは、奈良尚武館道場の小学生高学年の若林さりちゃん(左)と鴻ノ池道場の平井選手(右)の対戦シーンです。
写真で見る限り、おそらくは胴を狙おうと動き始めた平井選手の面を、若林選手が捉えています。
竹刀が面をに張り付くように変形しているのが分かります。
写真的には、主題の対戦する選手たちが少し画面の右側に寄ってしまっているのが残念です。
Nikon D300
SIGMA 50mm F/1.4
F2.8 1/400 ISO1250

続いて、こちらも奈良尚武館道場の小学生低学年の木村優選手(右)と大阪府の泉大津剣道協会の吉田選手(左)の対戦シーンです。
右側の木村選手の引き面がヒットした瞬間です。
こちらでは、上の写真とは違って、竹刀が弓のように反り返っています。
Nikon D300
SIGMA 50mm F/1.4
F2.8 1/400 ISO1000

こちらも奈良尚武館道場の低学年、藤森選手(右)と泉大津剣道協会の久井選手(左)の相い面の瞬間です。
この面は、ほんの少しの差で右側の藤森選手の面が早いようです。
スコアでは、久井選手が面2本、藤森選手がこの面1本で久井選手の勝利でした。
先ほどの写真とは違って、この写真では竹刀が折れ曲がっているように見えます。
Nikon D300
SIGMA 50mm F/1.4
F2.8 1/500 ISO1000
ここからはサブ道場で行われた中学生の対戦シーンをいくつか・・・。

こちらは、習心館道場の塚本選手(右)の面が決まった瞬間です。
かなり近い位置から見上げて撮っていますので、迫力のある構図になりました。
ただ、シャッタースピードが1/640と少し早目なので、竹刀が止まって見えます。
そういう意味では、少し躍動感に欠けるかもしれません。
また、選手の後ろに大きな窓があるため、逆光的な位置で、撮影元データでは、選手が黒くつぶれてしまっています。
それを画像処理ソフトで少し持ち上げて修正しています。
Nikon D300
SIGMA 50mm F/1.4
F2.8 1/640 ISO800

こちらは、大阪の三劔会の三宅選手です。
構えのシーンですが、選手のすぐ近くで撮影しているので、臨場感のある絵になっているかと思います。
剣道の雑誌に出てくるような、印象的な構図ですね。
撮影用に演出したような構図ですが、試合中の写真としては撮れそうでなかなか撮れない構図かと思います。
これも選手の近くに極力寄れたから撮れているのかと思います。
こちらも、先ほどと同じく後ろの窓との位置関係から、少し逆光気味だったので、画像ソフトで露出を少し修正しています。
Nikon D300
SIGMA 50mm F/1.4
F2.8 1/640 ISO1000
最後は、少しおまけ的な写真です。(と言ったら選手に怒られますが・・・笑)

(左の写真)
こちらは、試合を前に面をつける奈良尚武館道場の木村咲ちゃんです。
試合を前に少し緊張しているのかな?
普段おちゃめな咲ちゃんですが、この時の妙に引き締まった表情が印象的でした。
暗い待機場所で撮影しましたので、F2.8の絞りでもシャッタースピードは1/60と手ぶれ寸前です。
暗い光の中に赤い面金や胴がポイントになっています。
本当はこういった写真が撮りたかったのですが、50mmの単焦点レンズでは、子どもたちにかなり寄らないと撮れません。
そうなると子どもたちが恥ずかしがるので、なかなか自然な表情の写真にはならないのです。
やはり、少し遠目から望遠レンズを使って、子どもたちの生き生きとした表情を狙いたいところです(笑)。
Nikon D300
SIGMA 50mm F/1.4
F2.8 1/60 ISO1250
(右の写真)
こちらは、2階観客席から見下ろした写真です。
2階からの見下ろし写真ではなかな絵にならないのですが、これくらいならまだ何とかといった感じでしょうか?
中央武道場は武道専用の体育館なので、他のスポーツのコートのラインなどがありませんので、
床がとてもきれいです。
普通の多目的体育館では、2階観客席からの見下げのアングルだと、床に描かれたラインがとても気になるのですが、
この武道場ではそれがないので、そこそこ見れるかなって感じです(笑)。
Nikon D300
SIGMA 50mm F/1.4
F2.5 1/320 ISO1250
- 2011/07/20(水) 07:12:36|
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