この日は、毎年夏休み最後の試合となる、奈良県川上村での剣道大会に行ってきました。
奈良市内から車で2時間、十津川まで行くことに比べたら全然近いのですが(笑)、大会の開かれる川上村は急峻な山の中にあります。
写真は、大会会場近くの様子で、幾重にも重なる山々の中を吉野川の清流が流れています。
大自然の中での大会です。

Nikon D300
Nikkor VR 18-200mm F/3.5-5.6G 18mm
F9 1/60 ISO200
この川上村の大会は、幼年の部から、一般初段以下の部まで、細かく部門が分かれ学年別に試合が行われます。
例年に比べ出場できる人数は減ったものの、それでも村民以上の人数の選手や保護者、関係者が一同に集う賑やかな大会です。
さて、「この日の一枚」はこちらを選びました。

奈良尚武館道場から幼年の部で出場した西口和希くんです。
写真は、決勝戦を延長で制し、優勝を決めた後、監督の天野江里奈先生と一緒に、正面に向って礼をしているシーンです。
他の部門の決勝戦も終わり、この幼年の部の決勝戦が大会最後の試合となりました。
コートを取り囲んだ観衆からは、まだ小学校にも上がらない小さい選手同士の白熱した試合に、惜しみない拍手が贈られました。
まだ慣れていないのか、どことなくぎこちない一礼になんだか癒されます(笑)。
Nikon D300
SIGMA 50mm F/1.4
F2 1/400 ISO1600

これは、幼年の部のはじめの方の試合で、奈良尚武館道場の西口選手(右)が面を打ち込んだ瞬間です。
小さいながら頑張ってます!
Nikon D300
SIGMA 50mm F/1.4
F2.8 1/320 ISO1600

こちらは表彰式でのシーンです。
幼年の部での優勝ということで、金メダルに加え、「吉野署長杯」という大きな優勝カップが吉野警察署長から贈られました。
副賞の竹刀もいただき、ひとりでは抱えきれないくらい、たくさんの賞品をもらいました。
係のお兄さんが介添えしようかと付いてきてくれましたが、一人で持って帰りました(笑)。
優勝おめでとう、和希くん!
尚武館でも最年少優勝ではないでしょうか?
試合終了後、道場の練習に向う予定を急遽変更して、途中で祝勝会が開かれました。
(他の子どもたちも、練習がなくなっって和希くんを神様のように崇めていました:笑)
Nikon D300
SIGMA 50mm F/1.4
F3.2 1/160 ISO1600
ここからは、試合の写真をいくつか紹介して行きます。

こちらは、一般男子初段以下の部で出場した木村パパさんです。
昨年、剣道を始められてから初出場の試合とのことでした。
写真は、面を打ち込んだ瞬間で、きれいに跳んでますね! カッコイイ。
Nikon D300
SIGMA 50mm F/1.4
F2.8 1/400 ISO1600

こちらは、小学1・2年男子の部で出場された、奈良二名会の小谷選手(左)です。
お兄ちゃんにならっていつの間にか剣道を始めたんですね。
とても頑張ってました。面を狙ってきれいに跳んでます。
Nikon D300
SIGMA 50mm F/1.4
F2.5 1/640 ISO1600

こちらは、小学5・6年男子の部で出場された、奈良西少年剣道クラブの安藤選手(右)です。
ちょうど窓からの光が面の中に差し込んで、表情もきれいに撮れてます。
安藤選手の左足が少しフレームアウトしてしまったのが残念です。
Nikon D300
SIGMA 50mm F/1.4
F2.8 1/640 ISO1250

こちらの小学5・6年男子の部で出場された、大阪の守口少年剣友会の橘選手(右)です。
両足が宙に浮いている瞬間です。
Nikon D300
SIGMA 50mm F/1.4
F2.8 1/640 ISO1250

この写真も上の写真と同じ対戦で、左側の三重県の大台剣友会の大喜多選手が、右側の守口少年剣友会の橘選手の胴を打つ直前の瞬間です。
あと数百分の一の時間で大喜多選手の竹刀が胴を捉えそうです。
Nikon D300
SIGMA 50mm F/1.4
F2.8 1/500 ISO1250

こちらも、小学5・6年男子の部で出場された習心館道場の前木選手(右)です。
画面左から差し込む光が、いい具合に面や胴の飾り部分を照らしてくれています。
会場内は、窓と太陽光の位置によって撮りやすい場所と撮りにくい場所に分かれます。
暗く光量の少ない体育館の中では、逆光ではなかなか良い写真が撮れないため、光がきれいに当たるコートを探して撮影することが多いです。
この日は第6試合会場がベストな光環境だったので、必然的に第6コートの写真が多くなってしまいました。
Nikon D300
SIGMA 50mm F/1.4
F2.8 1/400 ISO1250

こちらも小学5・6年男子の部で出場された鴻ノ池道場の玉垣選手(右)です。
面を打ち込んだ瞬間ですが、惜しくもかわされてしまいました。
玉垣選手の面の中の気合いの入った表情がうかがえます。
Nikon D300
SIGMA 50mm F/1.4
F2.8 1/500 ISO1250

こちらも同じく小学5・6年男子の部で出場した奈良尚武館道場の吉川選手(右)です。
相手が出てきたところを出小手を放った瞬間でしょうか?
この写真も光の状態が良かったので、吉川選手の面の中の表情がきれいに撮れています。
Nikon D300
SIGMA 50mm F/1.4
F2.8 1/500 ISO1250

同じく、奈良尚武館道場の吉川選手(右)です。
相手選手の面を狙って豪快に跳んでいます。
Nikon D300
SIGMA 50mm F/1.4
F2.8 1/500 ISO1250
ここからは中学生の試合を少し。

こちらは、中学2・3年男子の部で出場した奈良尚武館道場の居場選手(左)です。
相手選手の胴を打った直後の瞬間ですが、きれいに抜けませんでした。
Nikon D300
SIGMA 50mm F/1.4
F2 1/320 ISO1600

こちらも、中学2・3年男子の部で出場した奈良尚武館道場の沖田選手(右)です。
シャッタースピードが1/640と少し早かったため、動きが止まって見えます。
沖田選手の生成りの袴がふわっとした状態で止まっていて、ストップモーションのようです。
Nikon D300
SIGMA 50mm F/1.4
F2 1/640 ISO1600

こちらは、中学2・3年女子の部の準決勝戦、修心館村本道場の水越選手(右)と奈良尚武館道場の沖田選手(左)の対戦シーンです。
右側の水越選手が繰り出した面をかわして、左の沖田選手が胴を狙いに行く瞬間です。
沖田選手の竹刀がもう少し見えているともっと良かったのですが・・・。
試合は長い長い延長の末、水越選手の面が決まり、水越選手が勝利しました。
水越選手は、決勝で鴻ノ池道場の小角選手に破れましたが、準優勝、沖田選手は3位となりました。
Nikon D300
SIGMA 50mm F/1.4
F2 1/640 ISO1600
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- 2011/09/02(金) 11:40:44|
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