この日は奈良市・中央武道場で開催された奈良県剣道団別選手権大会に応援がてら、撮影に行ってきました。
段別ということで、学年に限らず、中学生と高校生、中には中学生と大学生が対戦するという面白い試合でした。
中学生初段の部から、女子は三段以上の部、男子は七段の部まで、迫力のある大学生の試合や高段者の先生方の試合も見ることができました。
撮影にあたっては、試合会場に入ることができませんでしたので、武道場の入口付近の第3コート、第4コートが、辛うじて撮影できるポジションでした。
(ですので、第1コート、第2コートで行われた試合は、下の写真のように出入口が選手でごった返していて、残念ながら撮影することができませんでした。)
さて、この日の試合の写真の中から、そこそこきれいに撮れた写真を中心に振り返ってみます。

こちらは、中学生男子初段の部で出場された登美ケ丘中学校・二年生の森選手(右)です。
準々決勝、奈良心剣道場の鈴木選手(左)との一戦で、右側の森選手の面が決まった瞬間だったと思います。
試合は、森選手が勝利し準決勝に駒を進め、敗れた鈴木選手もベスト8入賞でした。
Nikon D300
SIGMA 50mm F/1.4
F2.8 1/500 ISO1250

こちらも男子初段の部で出場された登美ケ丘中学校・二年生の沖田選手(左)と三笠中学校の大井選手(右)の対戦シーンです。
左側の沖田選手の引き面の瞬間かと思いますが、両選手が撮影場所にかなり近いところまで寄ってきましたので、迫力のある瞬間が撮影できたかと思います。
試合は、延長戦までもつれ、左側の沖田選手が面を決め勝利し、準々決勝に駒を進めました。
Nikon D300
SIGMA 50mm F/1.4
F2.8 1/500 ISO1250
「この日の一枚」は、こちらの写真を選びました。

男子初段の部の準決勝戦で、同じ登美ケ丘中学校の同級生、森選手(右)と沖田選手(左)の対戦シーンです。
迫力のある打ち合いの瞬間です。
試合は、右側の森選手が勝利し、決勝へ進みました。沖田選手も3位入賞しました。
男子初段の部では、高校生もエントリーしていましたが、準決勝戦まで勝ち上がったのは、すべて中学二年生。
中学三年生の多くが引退する中で、二年生の活躍が目立ちました。
森選手は、決勝で同じ中学二年生の郡山剣道クラブの高田選手と対戦し、見事二本勝ちで優勝されました。
(森選手対高田選手の決勝戦は、撮影したい試合だったのですが、あいにく第1コートで行われましたので、撮影することができませんでした。)
お聞きしましたら、森選手は所属道場(奈良西少年剣道クラブ)、中学校とも個人戦では初優勝ということで、喜びもひとしおですね!
おめでとうございます!
高田選手も準優勝、沖田選手の第3位入賞もおめでとうございます!
選手の健闘を称えるとともに、今後の活躍が楽しみでなりません。
Nikon D300
SIGMA 50mm F/1.4
F2.8 1/400 ISO1250

こちらは、第3コートでの女子初段の部の一戦で、広陵太子会の上田選手(右)と平城西中学校の前木選手(左)の対戦シーンです。
右側の上田選手が面を打ち込んでいる瞬間ですが、上田選手の白い袴の細かい襞まできれいに撮れているかな、と思います。
紺道着よりも白や生成りの道着の方が写真映えはしますね(笑)。
Nikon D300
SIGMA 50mm F/1.4
F3.2 1/640 ISO1250

こちらは、女子三段以上の部で出場された、東登美ケ丘/清流会の安田先生(右)と関西中央高校の中島選手(左)の対戦シーンです。
安田先生は、登美ケ丘中学校・剣道部の外部指導員として、私の息子や今回男子初段の部で優勝された森選手、第3位の沖田選手など
熱心に指導してくださっています。
試合が始まると、これまでの教え子と思われる選手の皆さんも試合会場に応援に駆けつけ、熱い声援を送られていました。
Nikon D300
SIGMA 50mm F/1.4
F3.2 1/200 ISO1250

こちらも同じく、東登美ケ丘/清流会の安田先生(左)と関西中央高校の中島選手(右)の対戦シーンの続きです。
右側の中島選手が面を狙って飛び込んだ瞬間です。
試合は、安田先生の健闘にも関わらず、高校生の中島選手が勝利されましたが、初めて安田先生の試合を拝見することができ、とても良かったです。
Nikon D300
SIGMA 50mm F/1.4
F3.2 1/250 ISO1250

こちらは、男子四段の部の準決勝戦、三郷町剣道協会の照海選手(右)と天理大学の松永選手(左)の対戦シーンです。
右側の照海選手が面を打ち込んだところ、左側の松永選手が竹刀でかわしているところでしょうか?
1/400のシャッタースピードは、ほどよく竹刀がぶれて、それでいて選手の動きは止められるベストなシャッタースピードで、いつも目安にしています。
試合は、松永選手が勝利し決勝戦へ、照海選手は第3位入賞されました。
Nikon D300
SIGMA 50mm F/1.4
F3.2 1/400 ISO1250

続いてこちらも、同じく男子四段の部の決勝戦で、左側が奈良県警察の平瀬選手、右側が天理大学の松永選手です。
さすがに一般の先生方の試合となると、技を出すスピードも全然違いますし、動きもダイナミックで大変迫力がありました。
左側の平瀬選手が上段から繰り出した左手一本の面が、右側の松永選手の竹刀をかわし、面が決まる直前の瞬間だったかと思います。
シャッタースピードが1/250と少し遅く、そのため被写体ブレを起こしてしまっているのが少し残念です。
Nikon D300
SIGMA 50mm F/1.4
F3.2 1/250 ISO1250

こちらも同じく男子四段の部、平瀬選手(右)と松永選手(左)の決勝での対戦シーンです。
両選手にかなり近い距離で撮影出来ましたので、右側の平瀬選手の面金の中の表情まではっきりと見えています。
Nikon D300
SIGMA 50mm F/1.4
F3.2 1/250 ISO1250

同じ対戦の写真ばかりで恐縮なのですが、こちらも松永選手(左)と平瀬選手(右)の決勝戦のワンシーンです。
上段の構えの平瀬選手に対し、松永選手は何度も「突き」の攻撃を仕掛けておられました。
写真は、その「突き」の瞬間を捉えた瞬間です。
左手一本で相手ののど元を狙っています。
竹刀の剣先が見えていればベストでしたが、剣先は平瀬選手の体に隠れてしまいました。
ただ、左側の松永選手の面金の中の表情もはっきりと捉えることができ、臨場感は伝わるかな、と思います。
中学生の試合では「突き」は認められていませんので、やはり高校生以上の、特に一般の先生方の試合はで、
面・胴・小手に加え、「突き」技も加わり、大変迫力があって、見応えがあります。
試合は、松永選手が勝利し優勝、平瀬選手が準優勝となりました。
両選手の素晴らしい健闘に拍手を送ります。
Nikon D300
SIGMA 50mm F/1.4
F3.2 1/200 ISO1250

(左の写真)
こちらも先ほどの続きで、男子四段の部の平瀬選手(右)です。
上段の構えを正面から撮影しました。
Nikon D300
SIGMA 50mm F/1.4
F3.2 1/320 ISO1250
(右の写真)
こちらは、女子二段の部で出場された生駒高校の仁井選手です。
仁井選手は、奈良尚武館道場出身ということもあり、撮影させていただきました。
自分の出番を待っているところです。
仁井選手の初戦は、危なげなく勝利されましたが、二戦目は残念ながらいつもの力が出せなかったのか
悔しい敗戦を喫しました。
是非、次回は良い成績を残されることを期待しています。
(またカッコいい試合の写真も撮影させてください!(笑))
Nikon D300
SIGMA 50mm F/1.4
F3.2 1/400 ISO1250
スポンサーサイト
- 2011/09/27(火) 06:10:18|
- 試合
-
| トラックバック:0
-
| コメント:3