先週に引き続き、今週も大阪で大きな大会が開催されました。
大阪の三劔会さんが主催される「第38回 関西選抜少年剣道優勝大会」です。
「関西選抜」となっていますが、大阪を中心に関西の強豪道場はもちろんですが、それに加えて西は福岡、東は愛知・岐阜・静岡、中国地方や四国からも強豪道場が集う、
とてもレベルの高い大会です。
奈良尚武館道場からも、小学生低学年、小学生高学年、中学生Aチーム、Bチームの4チームが出場しました。
いつもは、途中で敗退しても決勝戦まで観戦することが多いのですが、今回は中学生が期末テスト直前ということもあり、
中学生の3回戦敗退後、途中で帰ることになりましたましたので、写真は序盤の試合ばかりですが、その中から良い瞬間が撮れたものを紹介してみます。
こちらは、「この日のマイベストショット」に選んだ写真です。

同じ奈良県勢の南十津川少年剣道クラブAチームと、いつも稽古会等で大変お世話になっている滋賀県のせた魂剣道部さんが対戦した2回戦です。
写真は、大将戦で、右側が南十津川少年剣道クラブの道嶋選手、左側がせた魂剣道部の平井選手です。
南十津川の道嶋選手はじめ、3年生選手は、この大会が中学生としての最後の試合とお聞きしていましたので、
最後の記念に、一本を決めた瞬間を何としても撮りたいなぁと、狙っていました。
プレッシャーを感じながらも(笑)、集中して撮影していましたら、運よくいいアングルで、道嶋選手が面を決めた瞬間を納めることができました。
あとで、いちに会の試合結果速報を見ましたら、南十津川少年剣道クラブAチームは、コート優勝されましたが、
その後の準決勝で大阪の小曽根剣友会Aチームと対戦し、残念ながら敗退したそうです。(小曽根剣友会は優勝されました。)
それでも並みいる強豪の中での3位は見事です。
おめでとうございます!
道嶋選手はじめ、中学3年生は、4月からそれぞれの新しい環境に進まれると思いますが、ますます活躍されることを願っています。
Nikon D300
SIGMA 50mm F/1.4
F1.8 1/500 ISO1600 WB:3330K

続いて、こちらも南十津川少年剣道クラブAチームの中堅・三好選手です(右側)。
せた魂剣道部の末吉選手との対戦で、見事な引き面を決めた直後です。
三好選手も中学3年年生ですが、奈良県を代表する強豪選手の一人として、奈良県勢を引っ張ってくれました。
これまでにも素晴らしい試合をたくさん拝見させていただきましたが、高校生になってもますますのご活躍を期待しています。
Nikon D300
SIGMA 50mm F/1.4
F1.8 1/500 ISO1600 WB:3330K

こちらも、南十津川少年剣道クラブAチームとせた魂剣道部の対戦で、副将同士の対戦シーンです。
左側が南十津川少年剣道クラブの表選手、右側がせた魂剣道部の小森選手です。
小森選手が表選手の胴を抜いていく瞬間です。
Nikon D300
SIGMA 50mm F/1.4
F1.8 1/640 ISO1600 WB:3330K

こちらも同じく、南十津川少年剣道クラブの表選手(右側)とせた魂剣道部の小森選手(左側)の対戦で、
今度は、右側の南十津川の表選手が、せた魂の小森選手の小手を捉えた瞬間です。
ここでは、連射で撮影していまして、このあと表選手が面に跳んでいましたので、小手面の連続技の途中を捉えていたことになります。
会場は選手、監督でごった返していましたので、試合する両選手の背景には、たくさんの人が写っていて、残念ながら絵的にはあまりきれいではありません。
たまたま両方の選手の道着が白かったので、黒っぽい背景とのコントラストで選手が浮き上がって見えています。
Nikon D300
SIGMA 50mm F/1.4
F1.8 1/400 ISO1600 WB:3330K

こちらは、せた魂剣道部の中学生チームの一回戦、大阪の住吉川少年剣友会Bチームとの対戦シーンです。
せた魂剣道部の中村選手(左側)が、面を捉えた瞬間です。
きれいに腕が伸びていますね。
Nikon D300
SIGMA 50mm F/1.4
F2 1/500 ISO2000 WB:3330K

同じく、こちらもせた魂剣道部と住吉川少年剣友会Bチームとの対戦シーンで、大将戦です。
左側のせた魂剣道部の平井選手が小手を打った直後でしょうか?
面にきれいにピントも合ってますし、いい感じに竹刀がブレて躍動感が表現できたかな、と思います。
Nikon D300
SIGMA 50mm F/1.4
F2 1/400 ISO2000 WB:3330K
ここからは、中学生の部、第12試合会場(会場一番端のコート)で行われた、序盤の対戦シーンの中から、いい感じに撮れた写真をご紹介してみます。

こちらは、岐阜県の飛騨清見聖心館道場と大阪の練武館郡道場との対戦シーンの中から、ワンショット選んでみました。
左側の飛騨清見聖心館道場の坂ノ上選手が、右側の練武館郡道場坂の斎藤選手の胴を狙って竹刀を振り下ろそうとしている瞬間です。
相手の胴をしっかりと見る、坂ノ上選手のきれいな体勢が印象的です。
飛騨清見聖心館道場さんは、以前行われた別の試合会場でも写真を撮らせていただき、撮影データを差し上げたことがありますが、
少しでも接点のある道場の選手が出場されると、思わずカメラを向けてしまいたくなります(笑)。
飛騨清見聖心館道場の中学生チームは、4回戦まで進み、3位入賞した奈良の南十津川少年剣道クラブAチームと対戦し、惜しくも敗れましたが、ベスト16の成績でした。
選手の皆さんの健闘を称えたいと思います。
Nikon D300
SIGMA 50mm F/1.4
F1.8 1/500 ISO1600 WB:3330K

こちらは、京都山科少年剣友会さんと大阪の堺少年剣道さんとの一回戦のワンシーンです。
京都山科少年剣友会さんも、以前撮影させていただいたことがあり、この日も奈良尚武館道場との直接対決はありませんでしたが、
何となく気になって、何枚か撮影させていただきました。
写真は、京都山科少年剣友会の福岡選手(右側)が、堺少年剣道の笠井選手(左側)に引き胴を打った直後でしょうか?
福岡選手の竹刀がブレて技の速さが伝わってきます。
Nikon D300
SIGMA 50mm F/1.4
F2 1/320 ISO2000 WB:3330K

続いて、こちらは大阪の岡山剣友会の森選手(右側)が面を打ち込んでいく瞬間です。
写真で見る限りでは、相手選手と相い面のようですが、少し早く面を捉えそうな勢いです。
Nikon D300
SIGMA 50mm F/1.4
F2 1/400 ISO2000 WB:3330K
ここから、奈良尚武館道場の選手の試合を振り返ってみます。
まずは、中学生から。

こちらは、奈良尚武館道場・中学生Aチームと愛知白帝館道場Bチームが対戦した、第11試合会場の2回戦です。
奈良尚武館道場の副将、沖田選(左側)が愛知白帝館道場の河村選手(右側)の出小手を狙って跳び込んだ瞬間でしょうか?
沖田選手の両足が宙に浮いて、生成りの袴が翼のように大きく開いています。
こちらのカメラに近い距離に両選手が寄って来たので、右側の河村選手の左足がフレームアウトしてしまいました。
ズームで画角を変えられない単焦点レンズの弱点です。
しかしながら、全体として迫力のある構図になったかな、思います。
Nikon D300
SIGMA 50mm F/1.4
F1.8 1/500 ISO1600 WB:3330K

こちらも先ほどの試合の続きで、奈良尚武館道場・中学生Aチームの居場選手(左側)と愛知白帝館道場Bチームの澤井選手(右側)の大将戦です。
右側の澤井選手の面をかわして、左側の居場選手が胴を狙って竹刀を振りぬく瞬間です。
写真で見ると、うまく相手選手の胴を捉えそうな軌道を描いていますが、後からこの試合のスコアを見ましたら、残念ながらこの胴は一本となりませんでした。
Nikon D300
SIGMA 50mm F/1.4
F1.8 1/500 ISO21600 WB:3330K

こちらも同じく、奈良尚武館道場の居場選手(右側)と愛知白帝館道場の澤井選手(左側)の対戦の続きです。
居場選手が面を先取しましたが、その後、澤井選手が面を取り返し、勝負となりましたが、勝負を決したのがこの写真のシーン。
相い面でしたが、タッチの差で居場選手の面が決まりました。
チームとしても、4勝1敗で奈良尚武館道場が勝利し、3回戦へ駒を進めました。
Nikon D300
SIGMA 50mm F/1.4
F1.8 1/500 ISO1600 WB:3330K
続いて、ここからは、奈良尚武館道場・中学生Aチームの3回戦、大阪の小曽根剣友会Aチームとの対戦です。
先にも書きましたが、小曽根剣友会・中学生Aチームは、並みいる強豪を次々に倒して、優勝されました。
その強豪チームとの対戦を少し振り返ってみます。

写真は、先鋒同士の対戦で、奈良尚武館道場の沖田(瑞)選手(左側)と、小曽根剣友会の小田選手(右側)です。
沖田選手は3年生で、この大会が中学生最後の試合になります。
いつもは大将を任されるのですが、この試合では新チームへの移行の布石なのでしょうか、先鋒を任されていました。
写真は、左側の沖田選手が小田選手の胴を狙って竹刀を打ち込んでいく瞬間です。
小田選手が面を先取した後、沖田選手も面を取り返しましたが、最後は小田選手に小手を取られ惜しくも敗戦しました。
Nikon D300
SIGMA 50mm F/1.4
F1.8 1/400 ISO2000 WB:3330K

続いて、こちらは中堅同士の対戦で、左側が奈良尚武館道場の小池(勇)選手、右側が小曽根剣友会の藤嶋選手です。
写真は決定的瞬間ではありませんが、小池選手の面を藤島選手が竹刀の束で防いでいる瞬間を捉えました。
衝撃で、小池選手の竹刀が変形しています。
試合結果は、藤嶋選手が面を2本決め、勝利しました。
いちに会の試合速報の掲示板にも、小曽根剣友会さんの強さを称賛する書き込みが多数ありますが、やはり圧倒的な強さでした。
特に、中堅の藤嶋選手は、この後の試合の中で、数々の逆境を跳ね返して優勝に貢献されたようです。
そんな相手、チームと対戦させてもらった尚武館の中学生は、とても勉強になったのではないでしょうか?
Nikon D300
SIGMA 50mm F/1.4
F1.8 1/500 ISO2000 WB:3330K

こちらも同じ対戦の中から、副将戦です。
右側が奈良尚武館道場の沖田(和)選手、左側が小曽根剣友会の寺本選手です。
小曽根剣友会さんとの対戦では、この沖田選手だけが勝利することができ、強豪相手に一矢報いることができました。
それにしても、小曽根剣友会さんの強さはさすがですね。
強豪揃いのこの大会で、優勝された小曽根剣友会さんの強さに脱帽です。
優勝、おめでとうございます!
(大会後半の盛り上がった試合を撮影出来なくて残念でした。)
Nikon D300
SIGMA 50mm F/1.4
F1.8 1/640 ISO2000 WB:3330K
ここからは、奈良尚武館道場の中学生Bチームの試合から少し。

一回戦で対戦した大阪の千寿館さんとの対戦で、右側が奈良尚武館道場の中堅・若林選手、左側が千寿館の大濱選手かと思います。
大濱選手の攻撃を、若林選手が竹刀で防いでいるシーンでしょうか?
対戦する2人の選手と、背景の観覧席やコート際の選手との距離があるので、他の写真より被写体である選手が浮き上がってきれいに見えます。
50ミリの単焦点レンズを使って撮影しているため、望遠レンズと比べてボケ具合が乏しく、背景の処理が難しいです。
これくらいに背景がボケてくれると写真的には見やすいのですが・・・。
Nikon D300
SIGMA 50mm F/1.4
F2 1/500 ISO2000 WB:3230K

こちらも同じく、奈良尚武館道場・中学生Bチームと千寿館の大将戦で、右側が尚武館の西口(昌)選手、左が千寿館の川井選手です。
試合は大将戦までもつれ、尚武館の西口選手も頑張っていましたが、背の高い川井選手に面を2本取られ、敗退しました。
写真は、その川井選手の2本目の面が決まった瞬間です。
相い面で、西口選手の竹刀も相手の面を捉えそうですが、川井選手の面が速いです。
Nikon D300
SIGMA 50mm F/1.4
F2 1/400 ISO2000 WB:3230K
最後に、奈良尚武館道場の小学生低学年チームの試合を少し振り返ってみます。

小学生低学年チームは、初戦から強豪の穴師剣道会(大阪府)と対戦することになりました。
写真は、先鋒の西口(修)選手(右側)です。
西口選手の面金の中に、気合の入った表情が見えます。
西口選手は胴を決め一本勝ちし、強豪との試合に弾みをつけました。
Nikon D300
SIGMA 50mm F/1.4
F.8 1/400 ISO2000 WB:3330K

続いて、こちらは中堅戦で、左側が尚武館の小池(翔)選手、右側が穴師剣道会の加藤選手です。
小池選手は、この日始めて尚武館の正装である赤い胴を着けての試合となりました。
残念ながら、試合は穴師剣道会の加藤選手が面を2本決めて勝利しました。
写真は、その加藤選手が面を決めた瞬間です。
Nikon D300
SIGMA 50mm F/1.4
F2 1/500 ISO2000 WB:3330K

こちらも同じ試合の大将戦で、左側が尚武館の木村(優)選手、右側が穴師の北野選手です。
強豪選手相手に木村選手も奮闘し、結果、写真のように木村選手が相い面を制して勝利しました。
チームとしても、4勝1敗で穴師剣道会に勝利することができました。
日頃の厳しい稽古の成果が出て良かったですね。
Nikon D300
SIGMA 50mm F/1.4
F1.8 1/500 ISO2000 WB:3330K
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- 2012/02/28(火) 15:13:17|
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