この日は、和歌山市内の武道・体育センター、「和歌山ビッグウェーブ」で開催されました、和歌山県剣道道場連盟さんが主催の
第1回 和歌山剣道新人優勝大会に行ってきました。
記念すべき第1回大会に参加させていただけるということで、大変ありがたいことです。
会場は、和歌山ビッグホエールという、とても大きなアリーナを持つ会場の隣の、サブ体育館的な「和歌山ビッグウェーブ」という体育館でしたが、
サブの体育館とは思えないほどの立派な施設でした。
パンフレットによると、小学生団体が88チーム、中学生団体が75チーム、総勢850名の選手が集まる大きな大会でした。
8コートに分かれて試合が行われましたが、今回はその中から、中学生団体の第7コートでの試合を中心に写真を紹介していきます。
さて、「この日のマイベスト・ショット」はこちらの写真を選びました。

中学生団体二回戦で対戦した、京都常盤野少年剣道部の瀬戸選手(左側)と和歌山の弘武館の岡本選手(右側)の対戦シーンです。
両者相い面の瞬間ですが、写真で見ると、左側の瀬戸選手の面がタッチの差で右側の岡本選手の面を捉えているように見えます。
シャッタースピードは1/400で、肉眼ではこの瞬間を捉えることはできません。
相い面の写真はこれまでにもたくさん撮影していますが、竹刀が面を捉えた、まさにその瞬間を捉えたのはほんの数枚しかありません。
この写真では、2人の選手の位置(アングル)や体勢、ピントなど、どれを取っても素晴らしくいい感じで撮れたかな?、と思っています。
(自画自賛でスミマセン。)
右側の岡本選手(弘武館さん)の深紅の胴が、とても美しいのも気に入っています。
Nikon D300
SIGMA 50mm F/1.4
F2.2 1/400 ISO1250 WB:3300K

続いてこちらの対戦は、三回戦、兵庫県の妙法寺少年剣道クラブの鈴木選手(右側)と京都常盤野少年剣道部の確か、中島選手(左側)だったかと思います。
右側の鈴木選手が面を狙って打ち込んでいる瞬間ですが、左側の中島選手が、出小手を放った瞬間だったかと思います。
とても迫力のある構図になりました。
Nikon D300
SIGMA 50mm F/1.4
F2.2 1/500 ISO1250 WB:3130K

こちらは、中学生団体の部、第8コートの一回戦、奈良西少年剣道クラブの副将・中上選手です(右側)。
中腰で撮影したため、座って撮るアングルより少し高めで、会場奥まで良く見渡せます。
2階回廊の手すりに掛けられた色とりどりの各チームの団旗が、万国旗のように見えます。
天井からの照明に照らされて、中上選手の面の中の表情も良く見えます。
Nikon D300
SIGMA 50mm F/1.4
F2.5 1/320 ISO1250 WB:auto

こちらは、第7コートの二回戦、京都の山科少年剣友会の先鋒・久能選手(左側)です。
こちらも両者相い面の瞬間ですが、久能選手の面が相手選手の面を捉えています。
Nikon D300
SIGMA 50mm F/1.4
F2.5 1/500 ISO1250 WB:auto

こちらは、第8コート・二回戦、京都の篠剣道スポーツ少年団と奈良の南十津川少年剣道クラブとの対戦で、
右側が篠剣の林選手、左側が南十津川の政本選手です。
こちらも相い面の瞬間ですが、写真で見る限り、左側の政本選手の面が少し速そうです。
写真的には、やはり白い道着の方が被写体を捕らえやすいので、ついつい白い道着の選手の試合に目が行きます。
Nikon D300
SIGMA 50mm F/1.4
F2.5 1/500 ISO1250 WB:3450K

こちらも同じく、南十津川少年剣道クラブと篠剣道スポーツ少年団との対戦で、大将戦です。
右側の白い道着の南十津川の西田選手が胴を抜こうかという瞬間です。
Nikon D300
SIGMA 50mm F/1.4
F2.5 1/500 ISO1250 WB:3450K
さて、ここからは、奈良尚武館道場の中学生の試合を紹介していきます。
この日は、3年生が抜けて初めて新メンバーで臨む試合です。

写真は、二回戦、地元・和歌山の城山台剣友会さんとの対戦で、次鋒戦です。
右側が、城山台剣友会の森島選手、左側が尚武館の生嶌選手です。
生嶌選手が森島選手の面を狙って跳び込んだところを、森島選手がかわそうとしている瞬間でしょうか?
両者とも白い道着で、その中で森島選手の赤い胴が紅一点で印象的です。
Nikon D300
SIGMA 50mm F/1.4
F2.5 1/500 ISO1250 WB:3230K

同じ対戦で、今度は中堅戦です。
左側が奈良尚武館の小池選手、右側が城山台剣友会の南岡選手です。
こちらも相い面の瞬間を捉えました。
Nikon D300
SIGMA 50mm F/1.4
F2.5 1/400 ISO1250 WB:3230K
続いて、こちらは三回戦、京都の山科少年剣友会さんとの対戦シーンから。

写真は先鋒戦、左側が尚武館の西口選手、右側が山科少年剣友会の久能選手です。
西口選手が面を狙って跳び込んで、今にも久能選手の面を捉えそうです。
後からスコアをチェックしましたが、残念ながら、この西口選手の面は一本にはならなかったようです。
Nikon D300
SIGMA 50mm F/1.4
F2 1/500 ISO1250 WB:2940K

続いて、こちらは副将戦。
右側の尚武館・沖田選手が面を狙って跳び込んでいる瞬間です。
相手選手が竹刀で防いでいるので一本にはなりませんでしたが、写真的には、躍動感のある絵になったかな、と思います。
Nikon D300
SIGMA 50mm F/1.4
F2.2 1/500 ISO1250 WB:2940K

続いて、こちらは大将戦。
右側が尚武館の居場選手、左側が山科少年剣友会の岩田選手です。
居場選手が面を狙って跳び込んで、空中に浮いている瞬間を捉えています。
きれいな体勢的でいい感じのアングルなのですが、写真的には被写体が少し右側に寄ってしまって、バランスが悪いです。
まだまだ修行が足りません。
Nikon D300
SIGMA 50mm F/1.4
F2.2 1/640 ISO1250 WB:2940K
少し対戦シーンから離れてしまいますが、対戦シーン以外のスナップショットも紹介してみます。

(左の写真)
自分の出番を待つ、居場選手です。
鋭い眼光で、試合の状況を見詰めています。
緊張感が伝わってきます。
Nikon D300
SIGMA 50mm F/1.4
F2.2 1/500 ISO1000 WB:3130K
(右の写真)
この日、尚武館の中学生チームの監督をされていた天野加奈子先生です。
Nikon D300
SIGMA 50mm F/1.4
F2.2 1/400 ISO1250 WB:3130K

こちらは、小学生チームの監督をされていた天野江里奈先生です。
試合を終えた小学生チームの選手たちも一緒に応援していました。
尚武館の赤いジャンパーが目立ちますね!
Nikon D300
SIGMA 50mm F/1.4
F2.2 1/320 ISO1250 WB:3130K
さて、奈良尚武館道場・中学生の試合の続きです。
四回戦は、京都東輝剣道クラブさんと対戦しました。

こちらは先鋒戦、左側が尚武館の西口選手です。
見事に胴が決まった瞬間だったかと思います。
Nikon D300
SIGMA 50mm F/1.4
F2.2 1/640 ISO1250 WB:3130K

こちらは、次鋒戦で、右側が尚武館の生嶌選手です。
生嶌選手が相手選手の面を狙って大きく跳び込んでいます。
Nikon D300
SIGMA 50mm F/1.4
F2.2 1/500 ISO1250 WB:3130K

こちらは、戦況を見詰める尚武館の選手たち。
手前から、副将の沖田選手、大将の居場選手、一番奥が試合を終えた先鋒の西口選手です。
Nikon D300
SIGMA 50mm F/1.4
F2.2 1/640 ISO1250 WB:3130K

同じ対戦の続きで、大将戦。
右側が京都東輝剣道クラブの大山選手、左側が尚武館の居場選手です。
右側の大山選手が面に出てくるところを、左側の居場選手が出小手を狙っていく瞬間です。
Nikon D300
SIGMA 50mm F/1.4
F2.2 1/400 ISO1000 WB:3130K
第7コートのコート決勝まで進みました。
対戦相手は、強豪チームの兵庫県・白川台少年剣修会さんです。

写真は、先鋒戦で、白川台の藤谷選手(左側)と尚武館の西口選手(右側)です。
激しいぶつかり合いで、西口選手が体を崩されました。
試合は一本づつ取って、引き分けとなりました。
Nikon D300
SIGMA 50mm F/1.4
F2.2 1/400 ISO1000 WB:3130K

続いて、こちらは副将戦。
右側の尚武館・沖田選手が小手を狙って竹刀を打ち込んでいく瞬間です。
シャッタースピード1/500も出ているのに、竹刀がブレています。
相当早い技の応酬だと思います。
Nikon D300
SIGMA 50mm F/1.4
F2.2 1/500 ISO1000 WB:3130K
続いては、次は準決勝戦です。
第8コートでコート優勝された、滋賀県のせた魂剣道部さんとの対戦です。
せた魂剣道部さんは、いつも稽古会などでお世話になっている道場で、お互い手の内も知り尽くしている対戦相手です。

こちらは次鋒戦。
尚武館は、生嶌選手からこの春、中学生になる吉川選手(右側)に交代しました。
左側は、せた魂剣道部の山中選手です。
動きの速い、激しい試合になりました。
Nikon D300
SIGMA 50mm F/1.4
F2.2 1/400 ISO1000 WB:3130K

こちらは大将戦。
右側が尚武館の居場選手で、面を狙って動き始めたところを、ほぼ真横から捉えています。
結構広い間合いを跳び込んで行くようです。
Nikon D300
SIGMA 50mm F/1.4
F2.2 1/400 ISO1000 WB:3130K
そして、ここからは中学生の部、決勝戦です。
新チームでの初めての試合で、決勝まで進むことができました。
選手が一丸になって、チームワークも良かったように思います。
相手は、全国制覇もしているメンバーを揃えた、強豪の京都・太秦スポーツ少年団さんです。

こちらは次鋒戦で、右側が尚武館の吉川選手、左側が太秦の河嵜選手です。
吉川選手が逆胴を放った直後でしょうか?
激しい一戦になりました。
試合は、強豪選手相手に吉川選手も奮闘し、引き分けとなりました。
Nikon D300
SIGMA 50mm F/1.4
F2.2 1/500 ISO1000 WB:3130K

こちらは、大将戦。
右側が太秦の大将・橋本選手、左側が尚武館の居場選手です。
低い体勢から、橋本選手が面を狙って跳び込んでくる瞬間です。
この面は決まりませんでしたが、試合は橋本選手が小手を2本奪って勝利しました。
チームとしても、3敗2分けとなり、敗戦しました。
まだまだ太秦さんの壁は厚いです。
とは言え、新チームでの初戦で準優勝できたのは、良かったです。
選手たちも手応えを感じたのではないでしょうか?
また、これからも稽古に励んで頑張って欲しいものです。
和歌山からの帰りに、子供たちの健闘を称え、ファミレスで祝勝会を行いました。
Nikon D300
SIGMA 50mm F/1.4
F2.2 1/640 ISO1000 WB:3130K
- 2012/03/18(日) 23:55:43|
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