7月の3連休の中日のこの日、真夏の京都市内は祇園祭の宵々山で、たくさんの観光客の方が訪れていました。
そんな中、剣道の聖地・京都武徳殿にて、京都府剣道道場連盟主催による洛東地区青少年剣道錬成大会が開催されました。
京都市内の東地区にある剣道場が参加する大会ですので、もちろん奈良尚武館道場も登美ヶ丘中学校も出場しないのですが、
実は、私の甥っ子(小学校6年生)が、この洛東地区にある御所南少年剣友会で剣道を習っておりまして、
この大会にも出場するということで、応援を兼ねてその勇姿を撮影しようと思ってやってきました。
「武徳殿で試合する時は写真撮りに行くからね!」という、1年越しの約束をようやく果たすことができました(笑)。
私にとっても武徳殿での撮影は、昨年5月に開催された高段者の先生方が出場される京都大会以来ですので、とても楽しみにしておりました。

さて、こちらは試合に先立ちまして行われた全体稽古の様子です。
少し出遅れてしまったので、試合会場に着いたのが面を着けてのかかり稽古をされているところでした。
本当は、面をつける前に、みんなで素振りされているところとか、撮りたかったです(泣)。
それはまた来年ということにして、やはり武徳殿はいいですね。
こんな素晴らしい会場で稽古や試合ができる京都の選手たちはうらやましいです。。
写真的には、超広角レンズを使って、会場全体の雰囲気を写しとりました。
暗い室内で、隅々までピントを合わせるためには、レンズの絞りを絞り込むのですが、その反面シャッタースピードが遅くなって、
手ブレを起こす可能性があります。
この日はそれも想定して三脚も持って来ていたのですが、やはりごった返す会場内で、ゆっくりと三脚を据えての撮影などできるはずもなく、
結局は手持ちで、手ブレギリギリのところで何とか撮影しています。
Nikon D300
TAMRON 10-24mm F/3.5-4.5G 10mm
F3.5 1/80 ISO1250 WB:auto
ここからは、全体稽古のあとに行われました、洛東地区青少年剣道錬成大会の試合の写真を何枚かご紹介して行きます。
手元に大会のパンフレットがなく、またスコアなどもつけていた訳ではありませんので、私の記憶に頼る部分については、
多少違っているかもしれませんが、どうかご容赦下さい。

こちらは、小学5・6年生の部で出場した、同じく御所南少年剣友会の居場選手(右側)の初戦です。
遠間から相手の面を狙って跳び込んで行く瞬間を、ほぼ真横から捉えました。
この試合は、居場選手が2本きれいに面を決めて勝利しました!
Nikon D300
SIGMA 50mm F/1.4
F2 1/800 ISO1000 WB:auto

こちらも小学生の部での対戦で、写真右側が朱六少禅の池端選手(垂れネームから)です。
池端選手が面を打ち込んでいく瞬間でしょうか、池端選手の竹胴が印象的でした。
歴史ある木造の武徳殿では、竹胴がよく似合うなぁと思いました。
Nikon D300
SIGMA 50mm F/1.4
F2.2 1/640 ISO1250 WB:auto

こちらは中学生の部(学年はすみません、憶えていません。)の試合で、写真右側が京都山科少年剣友会の鋪田選手です。
激しい打ち合いの瞬間だと思いますが、撮影に熱中しているうちにカメラの設定が微妙にずれていて(通常は絞り優先で撮影しています。)、
シャッタースピードが1/160まで落ちていました。
そのため、全体的に被写体ブレが発生していますが、そのブレがいい感じのスピード感になっているかな、と思います。
Nikon D300
SIGMA 50mm F/1.4
F2.2 1/160 ISO1000 WB:auto

こちらも中学生の部で、写真右側が京都山科少年剣友会の岩田選手です。
岩田選手が大きく跳び込んで、相手の面を捉えそうな瞬間です。
いい感じに竹刀がブレて、躍動感が表現できたかなと思っています。
Nikon D300
SIGMA 50mm F/1.4
F2.5 1/400 ISO1600 WB:auto

こちらは、中学生男子高学年の部で、写真右側は、京都剣道教室少年部の清川選手です。
こちら側に向って豪快に面に跳ぶ瞬間を捉えました。
清川選手は、その後も勝ち進み、決勝戦で京都山科少年剣友会の足立選手に惜しくも敗れましたが、
中学生高学年の部で、見事準優勝を納められました。
おめでとうございます!
Nikon D300
SIGMA 50mm F/1.4
F2.5 1/400 ISO1250 WB:auto

こちらも中学生男子高学年の部の対戦で、写真右側が京都山科少年剣友会の福岡選手です。
体格の良い福岡選手が豪快な面を打ち込んだ直後のシーンでしょうか?
面金の中に、福岡選手の表情も少しうかがえます。
福岡選手も、中学生高学年の部で3位入賞されました。
おめでとうございます。
Nikon D300
SIGMA 50mm F/1.4
F2.2 1/400 ISO1600 WB:4000K

こちらは、小学生(2年生以下)の部の決勝戦です。
対戦は、両者とも京都山科少年剣友会さん同士の同門対決です。
右側が甚田選手、左側が中井選手かと思います。
右側の甚田選手の方にピントがあっていますので、左側の中井選手の方は少しピントがずれてしまいました。
甚田選手の面に、天井からの照明がスポットライトのように、ちょうどあたっています。
勝敗は、左側の中井選手が優勝、右側の甚田選手が準優勝となりました。
両選手の健闘に拍手を送ります。
Nikon D300
SIGMA 50mm F/1.4
F1.6 1/400 ISO1250 WB:4000K

こちらは、小学生女子の部(学年わかりません。すみません。)の決勝戦。
写真右側、赤い胴が京都春風館の松田選手です。
試合会場を選手や保護者の皆さんが取り囲み、決勝戦ならではの緊張感漂う雰囲気です。
奥の大きな開口部から入っている外光が逆光気味になり、対戦する選手の二人が浮き上がって見えます。
晴れ舞台を感じさせる一枚のように思います。
Nikon D300
SIGMA 50mm F/1.4
F2.2 1/400 ISO1250 WB:4000K

こちらは、中学生男子低学年の部の決勝戦。
左側が京都山科少年剣友会の久能選手、右側(後ろ向き)が同じく京都山科少年剣友会の福岡選手です。
こちらも同門対決となりました。
以前の別の大会で、久能選手の試合の写真を撮影させていただいたことがあります。
そんなこともあって、試合会場で見かけると、ついカメラを向けたくなります(笑)。
この日も素晴らしい試合をされていました。
Nikon D300
SIGMA 50mm F/1.4
F2 1/400 ISO1250 WB:4000K

こちらも同じ試合で、京都山科少年剣友会の久能選手(左側)と福岡選手(右側)の対戦で、向きが逆になりました。
一進一退の接戦となり、写真は、右側の福岡選手が面を仕掛けた瞬間の写真です。
Nikon D300
SIGMA 50mm F/1.4
F2 1/400 ISO1250 WB:4000K

こちらも同じ対戦の続きです。
左側の久能選手が面に跳んだところを、右側の福岡選手がかわして、胴を打ち込む瞬間です。
この写真の次のカットも連写で撮影したのですが、少しピントが甘くなってしまったので、こちらの写真を掲載してみました。
福岡選手のこの胴が見事に決まり、一本勝ちで福岡選手が、この部門で優勝されました。
久能選手、惜しくも準優勝。
両者の健闘を称え、拍手を送ります。
これ以外にも、京都山科少年剣友会さんの選手の試合はたくさん撮影させていただきいました。
皆さん素晴らしい剣道をされていたと思います。
すべての写真をご紹介できずで、申し訳ありません。
Nikon D300
SIGMA 50mm F/1.4
F2 1/400 ISO1250 WB:4000K
最後になりましたが、「この日のマイベスト・ショット」はこちらの写真を選びました。

こちらは、中学生女子個人の部の決勝戦。
左側が御所南少年剣友会/御池中学校の小林選手、右側が同じく御所南少年剣友会/御池中学校の小川選手です。
こちらも同門対決となりました。
左側の小林選手が、面を打とうと跳び込んだまさにその瞬間を切り取りました。
白い道着に天井からの照明が当たって、両選手が浮かび上がって見えます。
とても気に入っている一枚です。
Nikon D300
SIGMA 50mm F/1.4
F2 1/400 ISO1250 WB:4000K
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- 2012/07/21(土) 21:33:55|
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