奈良の田舎から車で8時間かけてはるばるやってきました、日本武道館!
剣士たちの聖地、憧れの場所です。
以前東京に住んでいた時期もあったのに、コンサートなどでも一度も行ったことがなかった日本武道館。
初めてその中に入りました。
想像していたよりは、意外に広くなかったけれど(大阪の舞洲アリーナとかの方がアリーナの広さとかでは断然広いです。)、
その空間の持つ雰囲気は、これまでに感じたことのない圧倒的なものでした。
思わず鳥肌が立ちました!
八角形の室内は、すり鉢状になった観客席からアリーナに視線が集中するように設計されていて、とても素晴らしかったです。
まさに聖地と呼べる厳かな空気感が漂っていました。
建築設計関連の仕事をしているせいか、この空間のすごさを、そして少年剣道の最高峰の試合会場としてのこの雰囲気を
写真で表現してみたいという欲求に掻き立てられて、シャッターを切りまくりました。
その時の写真を何点か掲載します。

選手たちの入場行進の様子です。
2段にわたって観覧席の手すりに掛けられた各道場の応援旗が、色とりどりに花を咲かせ、
そこに掲げられた各道場の言葉が選手たちを鼓舞しているように見えました。
また、磨きこまれて鏡のように光る床に選手たちが浮かんで見えるその様は、とても美しかったです。
写真は、建築空間を撮るような超広角の10-20mmというレンズを持っていたので、
その広角レンズのワイド端一杯の10mmでシンメトリックに画面を切り取ってみました。
多角形が重なりながら徐々に小さくなっていくドーム屋根もとても美しいです。
(剣道の話じゃなくなってますね;笑。)
Nikon D300
TAMRON 10-20mm F/3.5-4.5G 10mm
F8 1/40 ISO1600

続いて、こちらの写真は2階観覧席から見下ろした写真です。
すり鉢状になった会場の底の部分に選手たちがずらりと整列しています。
すごい数です!一体何人いるんでしょうか?
さすが全国大会、という感じです。
気を抜けば落ちてしまいそうなほど急勾配の階段に立ちながら、親御さんたちもビデオカメラを手に一生懸命撮影されていました。
Nikon D300
TAMRON 10-20mm F/3.5-4.5G 10mm
F8 1/60 ISO1600
そして、次が『この日の一枚』。

開会式で話を聞く選手たちを後ろから写した写真。
広角レンズで撮影しているので、より広さが強調されてますね。
それにしても一体何人の選手が出場しているんだろう、と思わせる人・人・人・・・・。
そしてドラマチックな照明に照らされた劇的な空間、ほんとに鳥肌が立ちます!
実は、この写真、全日本剣道連盟が主催する 『第13回(2009年度)剣道写真コンテスト』 に応募した写真の中の一枚なのです。
会場の雰囲気もさることながら、選手が頭に巻いているハチマキが色とりどりでとても美しかったので、
「凄いよ、これは!」と興奮しながらシッターを切った記憶があります。
頭に巻いたハチマキがライン状に並ぶ様子がまさに「虹」のように見えたので、作品タイトルを 『日本武道館の虹』 としました。
残念ながら、入賞には至りませんでしたが、とても気に入っている写真です。
(翌々日の試合で撮った、演武のシーンの方で賞を頂きました。)
すっかり会場の凄さに圧倒されて疲れてしまったのか、試合の写真の方はさっぱりでした;笑。
(2階観客席からしか撮れなかったので・・・・と、言い訳しておきます。)
Nikon D300
TAMRON 10-20mm F/3.5-4.5G 10mm
F8 1/30 ISO1600
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- 2010/11/05(金) 16:51:37|
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